川越スカラ座に映画を観に行った。
「ハスラーズ」
「ジュディ 虹の彼方に」
作品の感想は後で述べるとして、まずはこの趣のある映画館の紹介でも。
それと、最後に喜多院ぶらついて、お高いかき氷食べてきたんで、それも載せておくw
さて「スカラ座」だが、元々、寄席として営業していたのを映画館にしたそうだ。
立地も住宅街の中にあり、最初、道に迷って駐車場整理のおっちゃんに場所を尋ねたw
内部もたしかに映画館という感じはない。なにより古い!
とはいえ、映画はちゃんと観れるので、その点は心配ない。
経営は、コロナの影響も重なり厳しいようで、常時寄付を募っている。
よく観に行くようなら、寄付でもしようかと思っている。
オリジナルグッズも展開しており、その売り上げも寄付に繋がるので、ネットでちょろっと買っておいたw
ひとまず、それが俺からの寄付ということにしておいてもらおう。
ロビー。
少し狭いが趣があってとてもいい!
とにかく、こういった名画座系の映画館はなくならないでほしい。
シネコンは宣伝力のある新作上映に力を入れているが、CMをバンバン打てる映画だから名作というわけじゃない。
後で述べるが、例えば音楽系の映画で話題をさらって、あちこちで名前の挙がった「ラ・ラ・ランド」よりも、「ジュディ 虹の彼方に」の方が、よほど心に刻まれる名作であるのは間違いない。
「ジュディ」の方が勉強になる。
映画のポスターも売っている。
「ゴジラ対キングコング」!!ちょっと欲しいかもw
座席。
今はコロナで人数制限があり、席と席の間はかなりの間隔がある。
客としては少人数でゆっくり観られていいが、映画館側はたまったものでない。
【ハスラーズ】(2019年)
2008年に起こったリーマンショック。
多くの業種が不況に陥ったが、性風俗業界もそれは同じだった。
様々な事情で生活費がいるストリッパーたちが起こした、実際の事件を元にした物語である。
ウォール街の金融マンたちは、この不況にも関わらず、金に物を言わせ、裕福な暮らしをしている。
そして、貧しい自分たちから金を搾取し続けている。
彼女たちはチームを組み、金を持ってそうな金融マンに目を付け、詐欺を働くことを思いつく。
だが、徐々にエスカレートし、計画にほころびが出始める・・・。
ジェニファー・ロペスとコンスタンス・ウーのダブル主演。
ポールダンスはスタントマンを使わず、ジェニファー・ロペス本人が演じきっている。
ロペスの演技は絶賛され、この映画の評価をより一層高めている。
【ジュディ 虹の彼方に】(2019年)
47歳という若さで急逝し、20世紀を代表する伝説の天才エンタテイナー ジュディ・ガーランド。
その彼女の晩年をメインに描いた物語である。
17歳で「オズの魔法使い」の主役に抜擢され、薬漬けにされながらもドロシー役を演じたジュディ。
だが薬の影響が徐々に表面化し、自身を追い詰めていく。
4人の男性と、結婚と離婚を繰り返し、3人の子どもを持つが、やがて財産が底をつく。
愛する子どもを元夫の元に残し、ロンドン公演を行うことになる。
子どもともう一度安定した暮らしをするために。
弱気であっても、ひとたびステージに立てば、圧倒的な歌唱力とパフォーマンスで客を魅了するジュディ。
だが、長年患っている薬物依存の影響は大きく、ついにステージで大問題を起こしてしまう。
そして、5人目の夫。
事業の話しも持ち上がり、子どもとの生活も現実味を帯び、ジュディに再び生きる活力がみなぎるのだが・・・。
ジュディ・ガーランドは、同性愛に関しても理解を示す、当時としては数少ない著名人の一人であった。
同性愛者が掲げるレインボーフラッグは、ジュディが歌う「オーバー・ザ・レインボー」から来ていると言われている。
そのジュディを演じたのは、レネー・ゼルウィガー。
圧倒的な演技力と歌唱力で、ジュディを見事に演じきった。
まるでジュディ本人かと見まごうほどの圧巻の演技。
プロフェッショナルの役者というのは、本当にすごい。お金を払って見る価値がそこにある。
「ジュディ 虹の彼方に」で、レネー・ゼルウィガーは以下の賞を受賞。
アカデミー主演女優賞受賞
ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ドラマ部門)受賞
英国アカデミー賞 主演女優賞受賞
おまけ・・・
喜多院。
何度か足を運んでいる、川越の癒しスポット。
そのすぐそばにある「亀屋」。
店でかき氷なんて初めて食べたかもしれんw
1000円ほどしたけど、なんせ暑くてな・・・。
ボリュームあるわ、ふわっふわの食感だわで、おいしかった!
祭りのやっすいかき氷は食べたことあるが、こうしたかき氷は生まれて初めて。
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