今回は、フリーソフトを使った診断・メンテナンスのことを載せようと思う。
紹介するソフトはどれも無料で、古くからある定番のフリーソフトである。
・CPU-Z
・めもりーくりーなー
・CCleaner
・クリスタルディスクインフォ
・クリスタルディスクマーク
・デフラガー(最近使ってないので画像無し)
それでは紹介していこう。
【CPU-Z】
このソフトは、ハードウェアの情報を表示してくれるソフトである。
「CPU」「キャッシュ」「マザーボード」「メモリ」「メモリ詳細」「グラフィックス」「ベンチ」
と、一通りの情報を入手できるので、PCに何かあって店員に相談に行くとき、ネットで助言を求める時に大変便利である。
自分が使っているハードウェアがどういったものかわかるからだ。
ちょっとしたCPUのベンチマークを表示させることもできる。
通常のベンチと、負荷をかけた状態と、二通りの調べ方がある。
まぁ普通は使わないw
【めもりーくりーなー】
このソフトは、メモリやCPUの使用率をリアルタイムで表示してくれるソフトである。
起動させると左上に小さく表示され、常駐し、メモリ使用率を監視してくれる。
ワンクリックでメモリを掃除してくれるし、設定次第で自動で掃除もしてくれる。
・・・が、俺はわざわざ使ったりはしない。
語弊があるかもしれんが、このソフトはPCにメモリをあまり積み込めなかった時代に重宝されていたソフトである。
日進月歩で進歩し、ローエンドPCでも16GB以上もメモリを積み込める時代に、有用性はあまりないように感じる。
そもそもこうした常駐ソフトは、PCのパフォーマンスに少なからず影響する。
ただでさえwin10は、バックグラウンドで大量のプログラムが動いているのである。
不要な常駐ソフトはなるべく使用しないのが、俺のやり方である。
どーーーーしても、メモリやCPUの使用率が気になるなら、タスクマネージャでも起動しとけ。
【CCleaner】
このソフトは、PC内の不要なファイルやレジストリ、クッキー等を消去してくれるソフトである。
それ以外にも、不要なスタートアップを無効化し、PCの立ち上げやパフォーマンスをよくしてくれる。
俺がこのソフトを使う場合は、セキュリティソフトでPCをフルスキャンしたり、SSDを最適化するときである。
ムダなゴミファイルを消去した上で、スキャンや最適化するようにしている。
上の画像は、詳細クリーンで解析したところ。
そんなしょっちゅう消去する必要はない。
PCの使用頻度によるが、まぁ1ヶ月~半年に一度程度解析して、スッキリさせたいならクリーンするといい。
これはレジストリの画面。
通常いじる必要はないが、win10の月例&メジャーアップデートやソフトのインストール・アンインストールを繰り返したりするなどで、不要なレジストリが生成される。
こうしたレジストリは、PCの立ち上げにも影響したりするので、まぁ半年~1年に1回くらい掃除しておくといいかもしれない。
システムの復元ポイントの画面。
3つもポイントが生成されている。
使うこともないし、最新の一つを残して消去するのがいい。
注意事項として、「CCleaner」は常駐する可能性があるので、設定で常駐しないように設定する。
一番最新だとわからないが、以前、インストールすると強制的に常駐するようになり、ユーザーから不満が出ていた。
画像を見ながら、以下の項目にチェックが入っていたら外すといい。
・「PC起動時にクリーンアップを自動実行」のチェックを外す
・「ゴミファイルが溜まったら通知」と「スマートクリーニングを有効化」のチェックを外す
・「匿名の使用データを送信してCCleanerを改善する」のチェックを外す
俺は、それ以外にスタートアップで余計な自動起動を複数無効化しているが、そこら辺は正直お教えできない。
というのは、人それぞれ、使っているソフトや常駐しているソフトが違うから。
下手に無効化すると、手動で立ち上げなきゃならないハメになり、かえって不便になる。
それでもアドバイスできるとすれば・・・
・自動起動する必要のないソフトを見極めてスタートアップをオフ
(ソフトによっては、PCの起動と同時に更新の有無を確認するソフトがある。そうしたものもオフにできる。)
・ウィルスセキュリティソフトのスケジュールスキャンをオフ
・ウィルスセキュリティソフトの自動更新をオフ
(この2つは、CCleanerではなく、セキュリティソフト内の設定で変更する。
経験上、スケジュールスキャンはしょっちゅう必要ないし、更新も自分のタイミングでする方が、バックグラウンドで動かれるより遙かにマシ。)
【クリスタルディスクインフォ】
このソフトは、ストレージの状態を表示してくれる超便利なソフト。
使わない手はない。
あくまで参考値的な部分はあるが、それはどのソフトも同じ。
カンペキに状態を診断してくれるソフトなど、基本ありはしない。あったとしても有料。
画像はOSを入れているSSDの情報。
「正常(97%)」というのは、寿命のこと。
約4年、ほぼ毎日数時間使っても、ごらんのように寿命は3%しか減ってない。
各項目も青いランプのみで、どこも異常はないw
だが定期的に覗いてみて、黄色いランプや赤いランプが出ていたら、調べてみるといい。
ランプってのは、各項目の左側の丸いマークな。
こっちは個人的データの入っているHDDの情報。
同じように何も心配する必要はない。
メモリやCPUの占有率同様、ビギナーほどこうした数値を知るようになると過剰に反応するが、いたずらに不安になる必要はない。
ストレージなんてものは消耗品。壊れる時は壊れる。
だから、定期的に外付けHDDに個人データをコピーするなどして、バックアップをしっかりする。
むしろPCの熱対策やwin10のセキュリティ更新アップデートをしっかりやっとけ。
【クリスタルディスクマーク】
このソフトは、ストレージの速度を計測する超便利なソフト。
なんか遅くなったな~、と思ったら、これで計測してみるといい。
そのためには、当初の速度も計測してテキストで残しておく必要があるが、手順も超簡単なので、何も迷うことはない。
計測が完了したら、「ファイル」→「保存」で任意のフォルダにテキストで計測結果を保存できる。
これは俺のSSDの計測データ。
こっちはHDDの計測データ。
計測して著しい速度低下があったら、前回紹介したエラーチェックやクリスタルディスクインフォを使用して、異常がないか調べてみる。
まぁ滅多にそんな状況になることはないんだけどね・・・。
ビギナーはこの二つの画像を見比べて、SSDとHDDの数値の違いに気づいたかな?
SSDの方が数値が高い。つまり、HDDより高速である、ということ。
PCが重い・・・と、思ったら、メモリを増設したり、OS入れてるHDDをSSDに換装するといい。
手軽にPCが高速化される。
【デフラガー】
今は使ってないんで画像はない。
SSDになって、win10のトリム機能で充分になった。
HDDをメインで使ってた頃は、よく使っていた。
Windows標準のデフラグは性能が悪いんで、こっちのフリーのデフラグソフトを使っていたのである。
今もHDDをメインで使ってる人は、このデフラガーを使ってみるといいかもしれない。
次回は、初心者でもできる「物理的なメンテナンス」を紹介しようと思う。
それでは!
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