今なおカルト的人気を誇る、日本一ソフトウェアが世に放った伝説的アクションRPG
「魔女と百騎兵」
のサントラである。
こちらは「アレンジサウンドトラック」で、ソフトの限定版に同梱されていたサントラとは違う音作りを楽しめる。
2019年2月現在は入手困難となっており、プレミアが付いている。
俺も迷った挙句、8,000円という金額を出して購入した。
だが、後悔はしていない。それくらい素晴らしいCDだから。
購入して以来、ルームミュージックとして、ほぼ毎晩聴いている。
作曲者は、数々の名作ゲームを手掛けてきた佐藤天平氏。
女性コーラスや管弦楽、打ち込み系で構成された楽曲は、「魔女」というテーマをしっかり踏襲し、その世界観に相応しい、妖しく美しい音楽に仕上がっている。
中でも、「百輪の薔薇」と「マギアージュ(歌:エミ・エヴァンス)」は秀逸。
エミ・エヴァンスの硝子のような歌声は必聴の価値あり。
ミレーヌ・ファルメールを彷彿させる独特の歌い方は、意外にもこのゲームの世界観と合っている。
美しいストリングスが彩りを添え、エミ・エヴァンスの美声とともに、この曲を至高の名曲へ昇華させている。
「マジカルハウス ~ウィッチカクテル~」「スイートイリュージョン」「ナデシコ」も素晴らしい。
一転して「マジョ・マギ・マハト」のようなコミカルタッチな楽曲もあり、耳を飽きさせない。
紹介した楽曲タイトルは一部だが、他の楽曲も完成度が高く、紹介してないからつまらない曲というわけではない。
名作の影に名曲あり。
名曲あってこその名作。
この素晴らしい楽曲が、一人でも多くの人に届くことを願って止まない。
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